ボソンの生成・消滅演算子
まずはbosonicな生成・消滅演算子を考えます。これは調和振動子を解く際に導入されました。ここからは背後の調和振動子と言う背景を考えずに、交換関係
だけから様々な関係を導きます。交換関係と固有値方程式
ここで粒子数演算子を定義します。これはエルミートなので固有値をnとしてと言う固有値方程式が成り立ちます。このケット*1にそれぞれaとをかけたを考えます。これらもまた粒子数演算子の固有状態になっています。
これからの固有値はn-1で、の固有値はn+1だと分かります。この結果から次の様な比例関係が見て取れます。この比例定数は粒子数演算子の定義とそれぞれのケットが規格化されている事を要求すると定まります。