演算子の代数関係

ようやく生成消滅演算子角運動量・スピンについての一貫した議論が出来るようになったので、ちょっとまとめてみます。

今回は以下の代数関係を考えてみます。

  1. 調和振動子やボソンの生成・消滅演算子の満たす代数
  2. フェルミオンの生成消滅演算子の満たす代数
  3. 角運動量演算子の満たす代数
  4. スピン演算子の満たす代数

ちなみに共形場理論ではVirasoro代数

[ L_m,L_n ] = (m-n)L_{m+n}+\frac{c}{12}(m^3-m) \delta_{m+n,0} \qquad (m,n \in \mathbb{Z})
と言う代数が出てくるそうですが、これについては何も語れません。2次元共形場理論は可解であるため2次元統計系、1+1次元量子系を理解する上で強力な武器になるんだそうな。ちょっと興味が湧いてきた。