新潟県中越地震

DJ STBの10月26日「もうこんな時間」に地震について書いてあったんでテレビの受け売りですが補足しておきます。新潟県中越地震については
http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/niigata041023/
地震のメカニズムについては
http://www.hinet.bosai.go.jp/about_earthquake/1stpage.htm
などを参照あれ。

日本列島はご存知の通り（？）4枚のプレートに乗っています。東側には「ユーラシアプレート」、北側には「北米プレート」があって日本列島の大部分はここに乗っています。この境界は糸魚川〜静岡構造線上と日本海を縦に分かつようにあります。南側には「フィリピン海プレート」が西に向かって動いていて、ユーラシアプレートなどにぶつかっています。最後に東側の「太平洋プレート」は西向きに動いていて、フィリピン海プレートと北米プレートの下にもぐりこんでいます。

さて、今回の地震は太平洋沿岸部で起こる地震とはちょっとメカニズムが違っているようです。間に挟まれた北米プレートは太平洋プレートに西向きに押されていますがユーラシアプレートが在って「おしくらまんじゅう」状態になってしまいます。この左右から圧縮された状態が続いた為にこの辺りには険しい山脈がいくつもあるのです。*1この力に耐えかねて壊れた、或いはずれたのが今回の地震だと考えられます。十日町や六日町の辺りの地域がこの力を避ける様に“上”にずれ、日本海と太平洋はわずかに近づきました。

で、こんなに被害が大きかったのは比較的新しい地層‐新第三期の地層‐だったからなんですね。つまり、やわらかい。これが揺れを増幅し被害を大きくしました。土砂災害が多かったのもこれが原因です。

と、こんな感じでしょうか。

*1:両方から押されたら上か下かに逃げるしかないが下には行けないでしょう？