講義のレパートリー

8月からの抗議で自分に何が出来るのかを列挙してみた。

基本方針

  • 学術的な色が強い場合にはホワイトボードを利用する。
  • 演習を行う。(人の話を聞くだけでは中々理解できない。そこで自らの手と頭を使って結論に至るまでの道筋を体得してもらう。)
  • 講義内容はいわゆる電気・機械・ソフトの分野に依存しないテーマとする。(分野横断的な内容だからと言って易しい内容だけではない。)

午前中の講義の検討

講義のレパートリー
  • 工学(メインのテーマ。予備知識として必要な場合には理学の解説を行う。)
    • 電気・電子
      • 電気回路(電子の流れ、Ohmの法則、Kirchhoffの法則、電子部品の基礎知識)
      • デジタル回路(Boole代数、組み合わせ回路、順序回路)
      • アナログ回路(フィルタ回路、増幅回路、電源回路、モータ制御回路)
      • デジタル通信(変調方式、伝送路特性、ベースバンド伝送、同期・検波符、符号化・復号化)
      • PICマイコン(簡単なシーケンス制御を目指す。C言語、開発環境、マイコン周辺回路、I/O、タイマ、PWM。)
      • PLC(シーケンス制御)
    • 制御理論(制御の概念は工学のあらゆる分野に現れている。電気・機械・ソフトの分野を超えて、システム全体として製品をとらえる。)
    • 実験計画法(ただの知識ではなく実際に使えるようになる事を目指す。まず演習にて何をやっているのかイメージを掴んでもらい、次いでExcelを用いてサンプルデータから様々な統計量を導き出す。)
  • 理学(講義の中で必要性があった場合に10〜30分程度で解説・演習を行う。)
  • 一般常識

現時点でこれら全てに精通しているわけではないが、講義を組み立てる中で足りない部分は補い、また知識を整理して行く。