技術士一次試験申し込み

先日技術士一次試験に申し込んだ。改めて問題等を調べてみると、壁の高さに圧倒されてしまう。しかし、恐れてばかりもいられないので、これから毎日技術的な事柄をここにまとめる。これは2次試験を見据えての事だ。

技術士とは

技術士」は,「技術士法」に基づいて行われる国家試験(「技術士第二次試験」)に合格し,登録した人だけに与えられる称号です。国はこの称号を与えることにより,その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定することになります。 
 一方,「技術士補」は同じく「技術士法」に基づく国家試験(「技術士第一次試験」)に合格し,登録した人だけに与えられる称号です。技術士補は,技術士となるのに必要な技能を修習するため,技術士を補助することになっています。

一次試験

  • 基礎科目:科学技術全般にわたる基礎知識に関するもの
    • 設計・計画に関するもの(設計理論、システム設計等)
    • 情報・論理に関するもの(アルゴリズム、情報ネットワーク等)
    • 解析に関するもの(力学、電磁気学等)
    • 材料・化学・バイオに関するもの(材料特性、バイオテクノロジー等)
    • 技術関連(環境、エネルギー、品質管理、技術史等)
  • 適正科目:技術士法第4章(技術士の義務)の規程の遵守に関するもの
  • 共通科目:数学、物理学、化学、生物学、地学のうち受験者があらかじめ選択する2科目(理系学部卒などで免除)
  • 専門科目:20技術部門の中から受験者があらかじめ選択した1技術部門に係わる基礎知識及び専門知識に関するもの

問題は何れも5肢択一式である。
合格基準は上記の4科目の合計点ではなく、科目別に判定される。適正科目は5割以上、共通科目は選択する2科目の各々が平均点以上であること、基礎科目と専門科目は各々4割以上でかつ平均点が5割以上であることである。これら4科目全てに同時に合格する事で一次試験の合格と見なされる。科目合格は無い。

試験範囲は科学技術のほぼ全範囲に及ぶ。そして基礎科目と言えども問題のレベルは決して低くはない。

二次試験

一次試験に合格し、所定の実務経験を積むと二次試験の受験資格を得られる。多くの場合は一次試験合格後に4年の実務経験が必要だ。ただし、大学院の期間を有する者は2年まで減ずる事が出来る。つまり、自分の場合は一次試験合格後2年で二次試験の受験資格が得られる事になる。

  • 選択科目:選択科目に関する専門知識と応用能力(記述3600字@3時間30分)
  • 必須科目:部門全般にわたる論理的考察力と課題解決能力(記述1800字@2時間30分)
  • 口頭試験(※試験前に3,000字A4用紙2枚の技術体験論文提出)
    1. 技術的体験を中心とする経歴の内容と応用能力
    2. 必須科目・選択科目に関する技術士として必要な専門知識及び見識
    3. 技術士としての適格性及び一般知識

合格基準は各々6割以上が条件である。

二次試験では大量の論述が要求される。短時間にこれだけの文章を論理立てて書く事が求められるのだ。だからこそ今から意識して訓練していかなければ間に合わないと考えている。これからは毎日が勝負だ。