迷走中

現在卒研のテーマが決まらず迷走中です。方向性は決めているが、その分野の事をあまり知らないので、正直どんな世界が広がっているのか、何処まで出来るのか分からない。なんで今日は幾つかの本を借りにわざわざ学校に行きました。


この本は学部初年度級でも頑張れば読めるレベルの文章で書かれています。「重い電子」とは何かを知りたければこれを初めに読むのが良いでしょう。電子の静止質量は一定値を持っている筈なのに「重い」とはどう言う事でしょうね。また、これでどんな物性が上手く説明出来る様になるのでしょうか。


固体物理の基礎 上・1 固体電子論概論 (1)
松原 武生
吉岡書店 (1981/01)
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ちょっと古いけど、この本は4冊に分かれている内の1冊目で、固体物理の基礎からかなり詳しく書かれています。対象は学部上級から大学院レベル。道のりは果てしなく長いなと思った。


電子相関
電子相関
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山田 耕作
岩波書店 (2000/11)
売り上げランキング: 272,406

この本は大学院以上向けでしょうね。で、ここまで来ると流石に「重い電子系」を諦めようかと思って来ましたね。このテーマは自分には文字通り重かった。半年間ではここまでは辿り着けないと思われます。せいぜいフェルミ液体論まで辿り着けば良い位でしょうか。


電子相関
電子相関
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川畑 有郷
丸善 (1992/03)
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こちらはかなり分かり易く書いてくれています。分量も少ないのでこれなら出来そうな気もします。


これから理論物性物理学を勉強しようかと思う人は「量子力学」と「統計物理」をしっかりと勉強しておかないと、後が大変になりますね。って言うか大学院の試験に受からないか。


ちなみに自分の弱点は国語と英語と数学と…って全部じゃん!