愚痴かな
同じ職場の境遇が同じ人達と飲むと職場についての「なんでこーなの!?」って話で盛り上がる。以下順不同で列挙。
- 突入電流を考慮しない電源回路設計
- だからヒューズがすぐに切れるんだよ。L入れたら?ヒューズが溶断するエネルギーを議論してたけど、突入で何A流れるかシミュレーションしてないよね?
- 仕様は後付け(?)
- 先に仕様書を書こうよ。仕様が無いのに何を根拠に設計するつもりなの?設計情報を仕様にフィードバックするのは良いけど、設計段階で仕様を平行して作るのはおかしい。
- 定格調べたら明からにダメな回路がある。実績有るからと言って流用(?)していた。
- 差分の設計仕様書しかないからちゃんとした設計仕様書を作ったら定格超えちゃう事が判明。改版しなかったら気付かなかったね。流用ありきの設計するなら標準回路を整備しようよ。
- とりあえずで外部業者に投げちゃう。
- 納期納期と言って急がせたのに急ぎで必要なのは30本中2本だけとか、変更の嵐で業者を困らせ納期遅れになるとか、連休中にやって貰えば良いとか、外部業者を何だと思ってるんだ。
- とりあえず形にしようとか言って回路図を完成させたけど、その後に回路変更する。
- I/Fは同じ形の回路が何十もコピーされる。コピー前の変更なら1の労力で済むけど、コピー後の変更は何十もの労力が必要なのを考慮して欲しい。
- とりあえずで作って問題が起こったら何とかすればいい。
- その積み重ねが誰も理解できない仕様を作り上げるんだ。それを当事者以外に理解しろと言うのは余りにも酷ではないか。
- よくよく考えてみたら誰も検討してませんでした。
- それは全体を把握する前に仕事の割り振りをして放置したから。状況を把握してる人がブロック図を書かないと始まらない。
- 今の職場で身につく技術
- 仕事力は身につくが、電子回路設計技術は身につかない。電気回路寄りかな。
- 似て非なる部品が非常に多い。
- 共通化出来ないのだろうか。
- フィードバックはサーボモータのエンコーダを使用。
- フルクローズドになってないからフィードバックループの外側の変位は推定値を使っている。ご苦労な事だが、フルクローズドにするのは難しかったのかな。
- 電気屋でも電力P[W]と電力量W[J or W・s]の違いが理解できて無いのかな。
- だから待機電力に目が行かない。かなり大きいと思う。無駄だらけだし。
- 最悪パターンを想定して設計して下さい。
- じゃあこれも考慮しなきゃと思っていると「そこまでしなくて良い」とか言ってくるし。まずはこの製品の信頼性を何σにするのか明確にする事が第一だと思う。でもシックスシグマ手法を導入しろと自分が言うのは荷が重いな。
- ろくな工具が無い。
- こんな半田ごてで何をしろと?ニッパーは切れないしピンセットも曲がってるし。工具類が棚から減っていくのもおかしい。使ったら元に戻せよ。
- 安定化電源が無いのはなぜ?
- つまり電子回路の実験はしないって事かな。
電力
電力P[W]の定義は電圧V[V]と電流I「A]の積だが、交流の場合には負荷で消費される有効電力P[W]と負荷で消費されず電源に戻ってくる無効電力Q[var]がある。また交流において、電流の実効値と電力の実効値の積は皮相電力S[VA]を表している。これらは全てエネルギーの次元[W]なのだが、区別するために別の単位が使われている。
言い換えると有効電力は負荷のレジスタンス成分に、無効電力は負荷のリアクタンス成分に供給される電力であり、皮相電力は実効値なので*1、これらの間には次の関係がある。
単相交流(正弦波)の場合は電流の実効値と電圧の実効値、これらの位相差を用いて
と書ける。
この時のを力率と呼び、交流の時に負荷で電力が消費される割合を表す。電圧と電流の位相差が0°の時には力率=1となり、最も効率よく負荷で電力が消費される。位相差が90°の時には力率=0となり、負荷で電力が消費されない。
歪んだ波形の場合には位相差を用いた表現は使用されない。この時には(有効)電力の定義
と皮相電力からを使って無効電力が求まる。また、力率はで求まる。
*1:ここの説明が不正確ですね。ちょっと考えます。