東北地方太平洋沖地震の衝撃

11日14時50分頃、愛知県刈谷市にある勤務先の会議室がゆっくりと揺れ始めた。その揺れは時間と共にだんだんと強くなっていた。「これ、やばいんじゃない?」「ついに東海地震か?」と言った声が出ていたが、自分はこれが長周期地震動だと感じたので、どこか遠くで大きな地震が発生していると考えた。

会議が終わり、自席に戻ってからこれが東北で起こった物だと知った。震源が東北で愛知まで揺れるって事は大変な事なので直ちに仙台在住の数人にメールをした。一応送った人は無事らしい、思ったよりも被害は大きいらしい。とは言え、仕事が忙しくあまり確認できなかった。

家に帰ってテレビのニュースを確認して愕然とした。津波が酷いとは聞いていたのだが、まさかここまでとは。沿岸部はほぼ壊滅じゃないか。

これがちょっと前まで住んでいた所なのか。仙石線の線路も常磐線も、深沼海岸も、松島も、多賀城も、仙台港も、自分の知っている姿は無くなってしまった。でもテレビで見ていると、どこか遠くで起こった事で、現実では無いように見えてしまう。

mixiなどで何人かの無事は確認できたが、他の人は無事だろうか。ネットにアクセスしていないのはネット環境が無いからだと思いたい。知り合いの人的被害は今のところ確認できていないが、物的な被害は計り知れないだろう。仙台の寒さに加えて電気・ガス・水道・電話などのライフラインが寸断された状況下で避難生活を余儀なくされているのが気がかりだ。